それは正月も近づいたある日のことでした。ぱいちゃんと車の乗ろうとしたところ、「タイヤがぺったんこ!」と教えてくれました。
が~ん。オーマイガー!なんてこったい。1日が棒に振ってしまうじゃないですか。年末だし、ディーラーも休みだし。純正で積んであるシーラント剤は後がベタベタになってタイヤ交換のときに除去するのが大変らしいので今回は使いません。ところが、お父ちゃんは焦っていません。パンク修理ツールの出番じゃないですか。
ミニスティックタイプのタイヤ修理セットを前の車のときに買って一度も修理することなく、過ごしてきたのです。車を買い替えたときにそっと移し替えて忘れていました。10数年ぶりに出番がやってきました。
ぎりぎりトレッド面なので、ミニスティックタイプのタイヤ修理セットで修理できると、このときは思っていました。
ジャッキのかけかたホンダフリードhttps://www.honda.co.jp/ownersmanual/webom/jpn/freed/2017/details/136129090-11411.html
スティックがなじむように付属の錐で穴を広げるようにぐりぐりします。
付属ハンドルにミニスティックを取り付けて傷口に打ち込みます。ミニスティックだけが離れて傷口を塞ぐのです。
ミニスティックを挿入して出っ張りをカッターで切り取って完成。この間30分くらいでしょうか。お父ちゃんやればできる!と本気で思っていました。さて、1週間経った日。「あれ~またパンクしている。というよりも空気が抜けたのか。やり直そう!」
おかしい。隙間から空気が抜けてミニスティックを押し出してしまうぞ。やっと気づいたのはミニスティックを全て使い終わったころでした。タイヤの傷口が細長いのです。これに対してミニスティックは丸です。傷口の両端は塞がっていなかったのです。
以前はタイヤのパンクの原因は釘や画鋲など細長くて尖っていると想像できるし、その通りでした。いまはプラスチックが社会にあふれているのです。これは修理セットをミニスティックタイプとは違うものを探さないと検索すると良いものが見つかりました。
他のメーカーのセットものより安価で揃うしタイヤ業界標準のタイヤリペアツールのようです。
これで一発でした。以後空気が抜けることはありません。ほっとひと安心のお父ちゃんでした。普段はタイヤの耐久性が格段に上がり、パンクの修理のことなど心配しなくても大丈夫なくらいです。しかし、お父ちゃんみたいに新品タイヤに交換して、ものの半年でパンクしてしまう残念なことはいつ起こるか分かりません。用意あれば憂いなし。これを見た人が正しくジャッキアップができますようお祈り申し上げます。